村上理事長よりみなさまへ

『社会福祉法人花、さなだ地区新グループホーム整備計画について』       花だより13号より      

 

 障がいがあっても高齢になっても、自分らしくありのままに、

いつまでも仲間と一緒に安心して暮らすことが出来る・・・

 

・・自分らしくありのままに ~自然法爾(じねんほうに)「歎異抄」

 

社会福祉法人花 理事長 村上 結

 

ひとりの人間は とても弱いけれど

それでも みんながみんなが集まれば・・・

 

【社会福祉法人花(その理念)】

社会福祉法人花(以下「花」)は設立以来、「いつも変わらず皆の声が聞こえ、自分の声を聴いてくれる人がいる。そして困った時には寄り添い共に考えてくれる人がいる…」そんな思い・そんな暮らしを大切に、終の棲家としての「グループホーム(共同生活介護)」つくりに取組んでいます。そして「でい(生活介護)」においてもその理念の下、お一人おひとりの日々の生活、快適な過ごしにつながる支援全般を大切な仕事としています。

最期まで自分らしくありのままにという、お一人おひとりの願い。その願いをかなえるためのお手伝いをさせていただくことが、わたしたちのプライドであり、社会的使命でもあると考えています。

 

ひとりの小さな目 何も見えないけど

それでも みんなの瞳で見つめれば・・・

 

【看取り(最期まで自分らしく生きること、最期まで見守ること)】

この10年間で、「花」は3名の方の看取りをしてまいりました。

おせんべいに柿の種があれば…ごきげん、そしてスイカも大好きで、深く掘りさげて皮までおいしく食べていた川瀬和子さん(平成29年4月21日・49歳)。

バスでのお出かけ、そして北島三郎の「与作」が大好きで、ヘイヘイホーのリズムにのり、その歌声を楽しんでいた山崎克己さん(平成30年4月18日51歳)。

花摘みが大好きで、「ありがとう。姉ちゃん本当、ありがとう…」と言いつつ、いつも心のこもった握手をしてくれた栗原英一さん(令和3年3月15日・65歳)。

お一人おひとりの写真や作品を飾り、折にふれ楽しかった(時には困った…)、数々のエピソードや場面を思い出しています。

 

ひとりの小さな声 何も言えないけど

それでも みんなの声が集まれば・・・

 

【さなだ地区新グループホーム整備計画(20210827着工)】

令和3年8月27日着工の「さなだ地区グループホーム」は、利用者やご家族、地域の方々、そして近隣特別支援学校のニーズや要望、行政の助言、その他、本当にたくさんの声が集まることでスタートいたしました。

強靭な経営基盤を持たない小さな社会福祉法人が、施設を建て既存の事業に加え新たな事業を開始することは容易なことではありません。国および県との国庫補助金(障害者の地域生活支援拠点整備費)関連の協議そして申請、平塚市の障がい者福祉事業補助金の申請、独立行政法人医療福祉機構の融資手続き等々、行政及び機構との2年越しのやり取りに「花」は文字通り総力を挙げ取組み、諸々の厳密な審査を経て今回の着工に至りました。

本計画は、終の棲家として利用者・職員が高齢になっても過ごしやすく・支援の届きやすい施設を目指すと共に、安全面への配慮を最優先しています。建物は準耐火構造の2階建、防火スプリンクラーやエレベーターを設置します。また、完成後の地域貢献を視野に、風水害を含む災害用備蓄のために屋根裏収納を備え、水・食料・生活必需品等について充分な準備をいたします。

 

ひとりの小さな手 何もできないけど

それでも みんなの手と手を合わせれば・・・

 

【地域社会とともに(地域社会福祉の向上)】

「花」は理事会・家族会・後援会をはじめとして、青柳地区、真田地区自治会・近隣の皆さま等々、多くの方々のご理解と善意に支えられています。今後もていねいな事業推進を継続することにより、地域福祉の向上に努めてまいります。

新グループホーム開設にあたり、本誌におきまして「花」で一緒に働いてくださる地域の方々(オープニングスタッフ)を募ると共に、花後援会を広く周知させていただきます。皆さまのご支援を賜ることが出来れば幸いです。

最後になりますが、「花」を見守りくださる皆さま、今後も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

ひとりで歩く道 遠くてつらいけど 

それでも みんなの足踏み響かせば・・・

【 詩 Alexis Comfort(訳詞 本田路津子)曲 Pete Seeger / One man’s hand 】

 

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